兄上といつ結ばれるか、からかってそのたびに赤くなるのが可愛かった。 「やっと兄上と結ばれたばかりなのに…婚儀だって、あと数日だったじゃないっ…」 キラキラと光に変わっていくのを掻き集めるも無駄だった。 「行かないでっ!置いて行かないで!」 そして三人は光と共に消えた。 人間のように屍は残らない。 白蘭はその場でうずくまり独りで泣いた。 一族を想い。父を想い。兄を想い。 そして親友であり姉妹である明明を想い泣いた。