「紅蓮。床でひれ伏し見ているが良い。お前は将来、私と同じ魔帝になるのだからな」
「うっ」
「暴れればそれだけ拘束が強くなるぞ。静かに見ていろ」
「陶武殿!!秋月っ!明明、私が助ける」
拘束されながらも三人に近づこうともがく。
だが魔帝の言う通りに、もがけばもがくほど拘束は強くなる。
「さあ、八咫烏の長よ。真実を言うが良い。あの娘は、どこの誰だ?」
「白蘭は…私の、娘です」
「ほう。これだけ痛めつけてまだ口を割らんか」
また魔帝が手を振りかざすと今度は明明の心の臓に剣が刺さった。
明明は苦悶の表情を浮かべ一瞬で絶命した。
「うあああああ!!!明明!!明明!!」
秋月が叫び泣き、近くに寄ろうとするも押さえつけられる。
「まだ言わぬか」
迷う陶武に対して、魔帝はまた手を振りかざす。


