天空の姫Ⅰ ~二人の皇子に愛された娘~



怒声と共に部屋の外で戦闘が始まる。人数だけでは香林が不利だ。


「香林!」

「でちゃ駄目よ!!」


目に入ったのは劣勢の香林と魔帝の兵士達。


「何事なの?」

「八咫烏一族は魔帝に虚偽を述べた罪により罰をくだす。よって八咫烏一族の白蘭を連行する!」

「なんですって?」


虚偽?何を言っているの?


「逃げて!白蘭!!」


香林の声に私の脚は動いた。

宮をでると、そこらじゅうで八咫烏が捕縛されていた。

その捕縛を朱雀と朱雀軍、雪梨様達が止めていた。


「…何がどうなっているの?」