部屋から出ようとした白蘭を香林が走ってきて止めた。
「香林、何かあったの?明明を知らない?」
香林は私を部屋に押し込み扉をしめた。
「香林!?」
「白蘭、部屋から決して出ては駄目!」
「なぜ!?やっぱり何かあったんでしょう!?」
「…」
「扉を開けなさい!!香林!!!」
「お願い言うことを聞いて!」
疑問ばかりが頭に浮かぶ。
「紅蓮は?紅蓮はどこ?」
「…殿下は魔帝のところに向かったわ。殿下の命令であなたは私が守るから安心して」
魔帝のところへ?なぜ?
突然十数人の足音が聞こえ部屋の前で止まった。
「八咫烏の白蘭は、この中か?」
「…」
「答えろ!!」


