天空の姫Ⅰ ~二人の皇子に愛された娘~



声をだすと白蘭が姿を現した。


「また迷ったか。さあ、こっちにこい」

「仕方がないじゃない!広すぎるのよ!…あれ?」


こちらに来ると同時に白蘭が月影に気づいた。


「月影じゃない!どうしたのよ!」

「…白蘭」

「なんだ、知り合いか?」


驚く二人に声をかけると白蘭が嬉しそうに答えた。


「ええ!人間界での私の初めての友達兼人間界での弟子!ねっ!月影?」

「あ、ああ」

「驚いたわ!月影が魔宮にいるなんて思わなかったから!」

「紅蓮。その想い人というのは…」

「改めて紹介する。私の想い人で妻の白蘭だ」