「そなたが魔界の者だということは最初から分かっていた…すまない」 「魔界!?」 今度は兎月が驚き気絶した。 その様子をみて少し冷静になった。 「天界で誰にも気づかれず過ごす私の日常を白蘭は変えてくれたのだ。頼む。いなくならないでくれ」 必死にしがみつく月影に昔の自分が重なった。 村で邪魔者扱いされてきた私と月影は少し似ているのだ。 「いなくならないわ」 「本当か?」 「ええ。あなたは人間界で出来た大切な友だもの」 「…ありがとう。白蘭」 少し黙った後、月影は微笑んだ。