天空の姫Ⅰ ~二人の皇子に愛された娘~



そして教えた薬の配合もきちんとできているし、食料もそろっている。

私よりも完璧だ。


「さすがね!月影!!」


腕を小突くと月影は微笑んだ。

それを見て兎月が食いついた。


「そなた無礼だぞ!」

「無礼?」

「月影様は天界の第二皇子だぞ!」

「兎月!」


天界の第二皇子!?

隠していたのか月影は慌てて兎月の口を塞いだ。


「天界!?第二皇子!?」


どうしよう!天界の人とは初めて会うし、そもそも天界の人と会って大丈夫なの!?紅蓮は天界との戦に出ているのに!


わかりやすく動揺する私に月影が声をかける。