天空の姫Ⅰ ~二人の皇子に愛された娘~



「あら、かわいい」


兎を抱き上げ、ふわふわの毛並みを堪能する。


「可愛いとはなんだ!私は男だぞ!やめよっ。」

「兎がしゃべった!!」

「しゃべって悪いか!ちょっ。娘どこを触っている!月影様ー!お助けを!!」

「白蘭。それくらいにしてやってくれ」


月影が笑いながら言うのと同時に兎が私の腕から逃れる。


「どうしたの?その兎」

「私の従者の兎月だ。わけあって人の姿は保てない」


月影の足元から兎月が私を警戒している。


「そうなの!兎さん歓迎するわ!」


家に三人で入ると、家は月影が保ってくれていたのか綺麗だった。

さすが私の友ね!