天空の姫Ⅰ ~二人の皇子に愛された娘~

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紅蓮が戦に旅立って、まだ二日もたっていないのに顔が見れずすでに寂しく感じる。


雪梨様は侍女長だから忙しそうだし。


双子とのできごとがあってからは香林とも仲良くなり、いまではお茶を共にする仲だが香林はしばらく黒豹族に帰るそうだ。


私も八咫烏一族に帰ろうとも思ったが、いつ紅蓮が帰るかわからないから魔宮に留まっていた。


「…会いたい」


今、声に出してた?


無意識に声に出していた自分に驚く。


あー!このままじゃ魔宮で石になっちゃう!

そうだ!人間界に行こう。



人間界に行くといつも通り月影が家にいた。


「白蘭。」

「月影!」


私にすぐに気づくと月影は嬉しそうに近づいてきた。

足元には兎がいた。