闇夜ヨルの恐怖記録 3

☆☆☆

それから2人は公園のベンチに座って星空を眺めた。


最近こうしてゆっくり空を見上げることなんてなかったから、なんとなく懐かしい雰囲気がする。


「綺麗な星空だね」


「うん」


「星座に詳しければもっと楽しいのにな」


カイは少し残念そうに顔を歪めて言う。


「詳しくなくたって楽しいよ」


アリスはそう言ってカイの手を握りしめた。


自分から手を繋いだのに、触れ合う瞬間胸がドキンッと大きく跳ねてしまう。


「この時間が永遠に続けばいいのに」


カイの言葉にアリスは「うん」と、短く返事をして頷く。


本当にそうだ。


この時間がずっとずーっと続けばいい。


後数日でカイが消えてしまうなんて、思えなかった。


アリスはカイの手を強く握りしめる。