「京町くん、」
「お前ってほんっと……昔から……手かけさせやがって」
「ご、ごめんなさい!」
思った以上に怒ってるみたい。
低すぎる声に反射的に謝ってしまった……けど。
──え?
昔から……?
怜悧くんの瞳がうっすらと開く。
「今、なんて……」
「……昔、あれだけ同じ高校行きたいとか言ってたくせに、ろくなあいさつもせず行き先も教えず、勝手に転校して行った、ひどい女がいたなーって言ったんだよ」
「っ、え、は、……それって誰のこと……ぎゃっ!?」
とつぜん強い力で引き寄せられる。
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