.
.



「赤帝の族が乗り込んできた!ど、どうなってんだ。早く、松葉さんに報告しねぇと……」

「無理だ。松葉さんもやられちまってる」


「嘘だろ! 七原のしわざか!?」

「いや……京町だ」

「はあ? あいつは利き腕負傷してるはずだろ………!」




喧騒と血の匂い……。


少しずつクリアになって、意識がはっきりしていく。