「なにこの子、赤帝の制服じゃーん」 「どうしてここに来たのー? 俺たちに犯されたかったのかなあ」 逃げる暇もなく両サイドを囲まれる。 「やだっ、離して……っ」 「うーん? なんて言ってるか聞こえないな」 両腕を掴み上げられる。 抵抗もできない。 「っ、その子は関係ない。離してやって」 絢人くんの声が聞こえると、少しだけ相手の力が弱まった。 「るなこ帰れ。もう話すことはないだろ」