三好くんと巫くんはいいとして。
「絢人くん、5限目受けないの?」
「午後は眠くなる……るなこ膝枕」
「いやだよ」
「下僕のくせに生意気すぎー」
「授業の時間は言うこときかない。ひとりで寝ててっ」
はあ、と大きなため息。
「おれの下僕、ほんとにつれない。可愛くなさすぎていっそ可愛いわ」
絢人くんって皮肉大好きだよね。
ごちそうさまでした、と手を合わせたときだった。
「ごめん電話。京町から」
私が立つのと同じタイミングで、三好くんのスマホが鳴る。
怜悧くん……。
忙しいって話だったけど、今なにしてるんだろう。
「そーいえばさあ、最近、黒帝大人しいよね!? 連中の姿もぜんぜん見ないし……情報も入ってこない」
電話から三好くんが戻ってくると、巫くんがテーブルから身を乗り出してそう言った。



