「ななはら、りょう……? さんって、私会ったことない……」
「うん、りょークンは入院してるんだっ」
「え……喧嘩で怪我をしたとか?」
「ううん、もともと病弱なのさ! 子どものころから入退院を繰り返してて……。でもちょくちょく帰ってくるから、いつかるなたそにも会わせられると思う!」
入退院を繰り返すって……そうとう苦しいんだろうな。
「ちなみに了くんは、オレたちの1コ上だよ」
「そうなんだ、唯一の先輩だね」
あ! 怜悧くんが言ってた、私がまだ会ったことがなくて、同級生じゃないメンバーってこの人のことだったんだ。
「りょークンは病弱だけど、さいきょーなんだよー! REDの伝説なんだもんねー!」
「伝説……?」
「うん! そしてその伝説のりょークンがKINGに指名したのが、怜悧クンなの!」
いったいなんの伝説なのかはわからないけど、七原了さんがすごいのは伝わった。
そんな人に指名される怜悧くんも、私の思っている以上にすごいのかもしれない。



