「さすがにもういいよっ」
「体力つけるには肉が一番なのに」
「いや……私はべつにそこまで体力求めてないし……」
「女の子にも体力は必要だよ、チャンるな。……ね、黒土も巫もそう思うでしょ」
ふたりともしっかり頷いてるけどさあ、体力なんて人並みにあればいいよね?
不良みたく、毎日殴り合いの喧嘩をするわけでもあるまいし。
ん? 喧嘩……?
「REDのQUEENって、もしや敵対するチームと戦ったりも……する……?」
直後笑い飛ばされて、あ、違うんだと。
「ハハ、チャンるな想像力豊かでほんと面白~い」
「るなたそ、絶対喧嘩よわーい!」
「QUEENには指一本触れさせちゃだめだって前にも教えたじゃん、るなこ話聞いてなーい」
騒がしい三人には、はいはいとテキトウに相づちを打って、ローストビーフを食べることに集中する。
指一本触れさせない……かあ。
私が本当のQUEENだったらの話、ね。
KINGから愛を与えられるのも、幹部から命がけで守られるのも、本当のQUEENだけ。



