面倒くさそうな様子を見る限り、提案者はぜったいに絢人くんじゃないんだろうけど。 「ちなみに豪華お弁当注文済み」 「はっ、それは行くしか」 「たらふく食いな。もっと肉つけて、おれ好みの体になってね」 「絢人くんの好みとか知らないけど、お弁当楽しみ!」 美味しいお弁当を想像してお腹が鳴りかけたタイミングで、キーンコーンとチャイムの音。 絢人くんとふたりで教室を出る私を、 クラスメイトたちが控えめに、でも強い視線で見ていた。