巫くんが声を上げる。


「僕はね、僕はね~るなたその親友なんだよね! るなたそに用があるなら、まずは僕を通してね!」


う、うええ?私たちいつの間に親友に……?
まあ、いいや……巫くんもこの場を収めようとしてくれてるんだよね?


なんかヘンな汗が出てきて、そして、ついには三好くんまで。



「そうそう、それでいて、チャンるなはオレの4番目の彼女だから。そこのところ把握よろしくね」


そ、そうなんだ……(?)

さすがにこれは無理があるというか、誰も信じないと思うけど……!

ここまできたら笑うしかないような。



三好くんと巫くんは、それだけ言うと満足そうに帰って行った。


突然の出来事にどんな顔をしていいかわからない私をよそに、絢人くんは「よかったねーるなこ」なんて呑気に笑ってみせる。


――それから6限目の授業が終わるまで、誰も私に話しかけてこなかった。