「ねえねえあのさー、僕たち見せもんじゃないんだけどー!!KINGに言われて、るなたその様子を見に来たのー、文句あるっ!?」


巫くんはむっとほっぺたをふくらませて周りを睨む。
慌てて目を逸らすクラスメイトたちを、私はぽかんと見つめるばかりで……。


そんな中、椅子にどかっと座った絢人くんが教室を見渡した。



「るなこの代わりにおれが説明するけどー、るなこはおれの下僕なの。使えなくなったら困るから、妙なちょっかい出さないでね。絶対許さないから」


えっ下僕!?あ
、そっか!私は弱みを握られて、下僕契約を結んだのだった。


なんか悔しい気もするけど、これで場が収まるなら安いもの。