最強総長に、甘く激しく溺愛されて。 - RED KINGDOM -


最初はビクビクしてたけど、あまりにも暴横な相手の態度にふつふつと怒りが沸いてきた。


この学校の女の子たちはKING――怜悧くんからの指名をもらいたくて必死で
ポッと出の私が幹部のそばにいるのが許せない。


私が言うのもなんだけど、わかる。それはよーく理解できる。

逆の立場だったら、少なからず嫉妬しちゃうと思う。

でも……!



「なんとか言いなよー?」


肩を乱暴に掴んできた、その手をパンっと振り払った。


「ちょっと黙ってよっ」


私がそう言葉を放てば、相手の動きが一瞬止まって。

あ然としたように目を見開く彼女たち。



「は……はあ!? いきなりなにこいつ、」

「黙ってって言ったの……! 質問に答えようとしてるのに、うるさくて話もできないじゃん!!」



ワンテンポ遅れて焦りがやってくる。


私の望み通り、教室には静寂が訪れたわけだけど……うう。

もはやこの学校に居場所はないかも。


なあんて、妙に冷静な頭で考えていたとき。