すると、また別のグループの子たちの会話が聞こえてきた。
「ねえ、新しいQUEENって誰か知ってる!?」
「わかんなーい! でも隣のクラスの子がこの前来た転校生じゃないかって言ってた」
「あーっ、あれでしょ、女子寮でボヤがあった日に絢人くんと抜け出してた女!」
「名前なんだっけ? とりあえずあんまりパッとしない女だった」
パッとしないと言われようが、今はそんなこと気にしてる場合じゃない。
そもそも私はQUEENじゃないのに。
こんなウワサされたら、REDの幹部にも迷惑がかかっちゃうよ……。
なんとか自分のクラスにたどり着いて、誰にも気づかれませんようにと祈りながら腰を下ろした。
だけど、透明人間でもない限り、そんなことは不可能なわけで……。
「ねーねー、本田さん。ちょっと聞きたいことがあるんだけどいい?」
あっという間に5人くらいの女の子に囲まれたかと思えば、棘のある声が降ってくる。
ウン、やっぱりそうなるよね……。



