最強総長に、甘く激しく溺愛されて。 - RED KINGDOM -

もしも。

怜悧くんがQUEENを指名したら、その子のところに毎晩通って、ふたりで甘い時間を過ごすんだ……。


ベッドの上で、もっとこっちに来いとか言われて、

肩を抱かれて……優しくキスされて。


甘い言葉を吐く怜悧くんなんか想像もつかないけど、好きな子には特別かもしれない。

想像したら、なんか、もうだめ。押しつぶされそう。
美味しいはずのホットサンドも、ちゃんと味わう余裕がなくなってる。

沈黙が続いて、先に食べ終えた怜悧くんが席を立つまで、ひと言も言葉を発しなかった。


私も早く食べなきゃと焦って、最後の一口を詰め込もうとしたけど、


「あのさ」

と、怜悧くんの声がして手を止めた。



「俺もうすぐ出るけど、お前はゆっくり食え」

「また……ヤボヨー……?」

「そうだな」


「何時くらいに帰ってくるの?」

「月曜までには戻る。俺の部屋もQUEENの部屋も自由に使っていい。夜は、好きなほうで寝な」



そう言いながら洗面台へ歩いていく怜悧くん。


月曜って……。
今日は土曜日だから、二日も部屋を空けるってこと?


REDってなにしてるの、そんなに忙しいの?

たくさん聞きたいことをぐっと呑み込んで、「わかった、いってらっしゃい」と背中に声をかける。