「んな、ええあ、京町くんさっきまで部屋にいなかったよね!? あれっ」
「少し外に出てただけだ。部屋戻ったら本田サンいねーとか、普通に焦んだけど」
「っあ、勝手にごめんなさいっ! 三好くんがさっき QUEENのルームキーを届けてくれて、どんなものかと内見を……」
しどろもどろ。やましいことなんてないのに相手の目もまともに見れない。
「本田サン朝めし食ったの」
「た、食べてないです」
「じゃーいっしょに食うか?」
「っは」
は、じゃないでしょうが私!
怜悧くんがご飯に誘ってくれた。
一緒に食べようって……!
嬉しすぎる、でも、緊張で食べ物が喉を通らないかも。
「ご一緒していいんですか……?」
「うん。つーかその敬語いい加減やめねえ? 俺とお前同い年だろ」
「え、そ、そう……なんですか?」
大丈夫かな。怜悧くんのことを、さもぜんぜん知らないようなフリをしようとしたけど、そうなんですかは逆に怪しかったかなあ、なんて。



