そうだった。
クラスの女の子たちがウワサしてた。
京町怜悧には忘れられない人がいるって……。
ぐわあ……と突然いつもの倍くらいの重力を感じる気がする。
「で。昼休みのゲームに勝った俺の願いは、絶対叶えてくれるんだろ、本田サン」
「う……は、はい……。絶対って言っても私ができることに限定されますよ……っ、私ができることなんてただが知れてるので、先に謝っておきますが……あまりお役には立てないかも」
悲しい気持ちを悟られないようにと、意識すると饒舌になる。
ネガティブな気持ちとともに止まらない言葉たち。
遮るように、怜悧くんがひと言。
「続き」
「へ、」
「昨日の続きやるから今夜付き合え。それだけでいい」



