最強総長に、甘く激しく溺愛されて。 - RED KINGDOM -


びっくりしたとき出る声に、どうしても音濁がついちゃうのつらすぎる。
可愛くない。


ていうか、確かに早すぎたかも。「今夜」って言われたのに、まだ夕方だし。
かなり気合入ってんだなとか思われてたら、恥ずかしいよ……っ。



「じゅ、授業が終わってすぐ来たんです……えと、他に行くところもなかったので。早すぎましたよね、へへ」


じわりと手汗がにじむ。
この人を前に緊張しないほうが無理だ。


「べつにいい。言うこと聞いてもらうんだから、
時間は多くあったほうがいいだろ。……な」


高校生活、まさか。待ってるのは青春じゃなく、下げ僕生活……?


ピ、とカードで扉のロックが解除された。

ふたりきりになるとどうしても昨日のキスを思い出して、喉から心臓が飛び出そう。


うっ……また視界がぐるぐるしてきた……。