出だしは順調だった。
配られたカードの中に同じ数字が1組、ジョーカーはなし。
運が良かったら、一番に上がれるかも!!と胸が躍る。
「どーぞ本田サン」
時計回り。怜悧くんの手持ちカードから1枚選ぶ瞬間が幸せ。
私の次は三好くん。
「今回のゲームの勝者はひとり。最初にカードがなくなった人だよね」
三好くんの問いに
「当たり前でしょー!」
と巫くんが答えた。
「つまり残りの4人は全員敗者、と。」
私の手からハートの4がスッと抜けていく。
そしたらなんと、
「おしっ、勝ち確かな」
早くも、三好くんの手持ちカードが2枚になったではないか。
そこから黒土くんが1枚引くから、残るはあと1枚だけってこと。



