「幹部って、まだ他にもいらっしゃるんですよね?」
「いるよー! いずれ紹介するねっ。他にも聞きたいことあったら、いっぱい聞いてっ」
「えーと、じゃあ……みんなはいつもここで、なにをしてるの?」
黒土くんがこちらに目を向けた。
「暇つぶし」
「絢人クン、ざっくりしすぎ。それじゃあ、るなたそわかんないよー!」
「見てれば後々わかることをいちいち教えるの面倒」
「不親切極まりないね、酷! こうしてやる!」
突然ふたりのじゃれ合いが始まって、私の入る隙がなくなったところで、三好くんがこっそり教えてくれた。
「オレたちはだいたいいつも、トランプで“遊んでる”かなあ。種目は日替わり。アレで決めてるよ」
三好くんが指差したのは隣のテーブルにある円型で数字がいっぱいついた……ルーレット



