……私だってびっくりだよ。
転校早々、RED KINGDOM幹部の方々との関わりができるなんて。
「チャンるな、おはよ」
耳元でアクセサリーが優雅に揺れる。
相変わらず上品、且つどこか儚い雰囲気の三好くんにとりあえず微笑み返した。
今気づいた。けど。
この学校に来てから、まだちゃんと下の名前で呼ばれたことない……かも。
「京町がまだ来てないみたいだね」
私の隣──参ノ席に腰を下ろした三好くんが部屋を見渡す。
「怜悧クンいないとつまんないね!」
「すぐに来るでしょ~。ゲームはやっぱ全員揃ってからじゃないと」
椅子にもたれかかって、扉のほうを見つめる黒土くんと巫くん。
怜悧くんが来たとしても、席はあと2つ余ることになる。
「陸」──6番目、と「漆」──7番目。



