最強総長に、甘く激しく溺愛されて。 - RED KINGDOM -

おお、なるほど……。
やっぱりREDの幹部メンバーって、女の子たちから絶大な人気を得ているな。


──てことは。
「じゃあ、京町くん……とか、は?」


名前を口にするだけで心臓ばっくばく。

気になる反応はといえば……。

一瞬、沈黙が生まれて、あれ、この名前出すのマズかったかなと、冷や汗がにじみそうになった。



「ムリムリムリ! 高たか嶺ね の花すぎて」

「うん、やんなあ」


「幹部はみんなそうだけどさあ、京町くんだけは絶対に夢見させてくれないじゃん。あの人に片想いできるの、真性のどMチャンだけだよ」


ええっ、そんなに言うほど!?
怜悧くん、普段、女の子にどんな態度とってるの……!

クールなのは昔からだけど、確かに今は、綺麗すぎて逆に怖いくらいだもんね……。

そう思いながら、どこかほっとする。


怜悧くんは誰に対しても隙がなくて、今はまだ、誰のものでもないってこと……。

だけど、



「京町くんの女嫌いは有名だよねぇ」

「いや、もうその説は古いって」


──心の平穏は、



「あ、そっか。あれでしょ? 

──“京町怜悧には忘れられない女がいる”……って」


あっけなく崩される。