「濡れたやつ全部そこの洗濯機入れとけ。乾燥もできるから、朝には着れるようになってるだろ」
「は、はい、ありがとうございます」
「あがったら俺のトレーナーに着替えればいい。あとで持ってきてやる。ゆっくり入ってろ」
「えっ、トレーナーを……え!」
怜悧くんのトレーナーを?借りる……?
脳のキャパは、とうに限界を超えている。
怜悧くんが扉を閉めて出て行ったあとも、しばらくその場に放心していた。
えーと……そういえば。
トレーナーを持った怜悧くんが、またやってくるんだよね……。
それがうっかり脱いでいるタイミングだったら。
──っっ!
こんなぼーっとしてる暇ないじゃん!早く中に入らなきゃ!!
今度は目にも止まらぬ速さで制服に手をかける。
こんな早脱ぎしたことないってくらい
ものの3秒ほどで、なにひとつ身に纏わない状態になった私。
仕切りがあるとはいえ、怜悧くんが近くにいるのに、は、はだかなんて……。
なんとも落ちつかない状態で、いざ浴室へ。



