「っ、…んっ…!」
ビクビクッ…と、身体が震える。
あまりの快感に、意識が飛びそうになって、もう頭の中は真っ白になった。
快感と羞恥とがっ君への罪悪感でどうにかなりそうなわたしは、溢れる涙が止まらなかった。
「…ふふっ、可愛い。ちょっとこの媚薬きつかったかな…?」
「び、やく…?」
ク、スリ…?
「お、にい、ちゃん…何か、入れたのっ…?」
まさか…
先ほどの、変な味がしたミルクティーを思い出した。
「うん。すこーしだけ、気持ちよくする薬をね」
少しも悪気のなさそうな顔で、お兄ちゃんはニッコリと笑う。

