「やっ…はぁっ…やだぁ…」



触ら、ないで、お兄ちゃんっ…。

わたし今、おかしいっ…。



「…どこか、苦しいのか?」

「…っ、身体、がっ…」

「……身体が、どうした?」

「…苦、しいよっ…」



部屋に入れられて、お兄ちゃんはわたしをベッドに寝かせてくれた。



「苦しいなら、ボタン、緩めようか」

「…っ、や、やめっ、て…」



お兄ちゃんの手が、胸のボタンに触れた。

直接触れられたわけじゃないのに、びくっと異常な反応を見せるわたしの身体。

もうどうなっているのかわからなくて、怖いのに…もっと触ってほしくて、訳がわからなくなり生理的な涙が溢れる。


変な声、止まら、ないっ…

がっ君と、キスしてる時みたいな…声がっ…。


わたし、どうなっちゃったのっ…?

し、死んじゃうのっ…?