がっ君がわたしの身体に覆い被さって、ベッドが少し沈んだ。
目を瞑ってすぐ、唇が重なる。
「んぅ…っ」
いつもの長いキスみたいに、がっ君は角度を変えながら味わうように唇を動かす。
すると、突然生温かいものが口内に入ってきた。
…っ!
「っ……んっ……」
思わず鼻から抜けるような声が出て、身体がゾワゾワする。
生温かいものの正体はどうやらがっ君の舌のようで、わたしの口内で好き勝手暴れ始めた。
歯列をなぞられたり、口の中いっぱいに舌を押し付けられたり…わたしの口内を確認するように、がっ君は動きを止めない。
恥ずかしくて気持ちよくて、変な声が出るのを止められないわたしの瞳から、生理的な涙が溢れる。

