【完】君は狂った王子様。Ⅱ




「してみる…?俺が教えてあげるから…」



お、大人の…キスを?

き、になる…かも…しれない…。


でも、きっといつものキスより、す、凄いやつなんだ…っ。

それは、恥ずかしいかもしれなぃ…。



「うっ…」

「ねぇ、したいって言って…?」

「……が、がっ君は、したい…?」



ズルいわたしは、そんな質問に逃げた。



「…うん。俺はしたいよ…。でも、桜が嫌なことはしたくないから、無理にはしないよ」



優しい声でそう言われ、指で首筋を撫でられた。

ぞくぞくして、また変な声が出ちゃいそうになる。

がっ君は、わたしの返事を待っているのか、何も言わず見つめてくる。

〜っ。



「…え、えっと…お願い、しますっ…」



意を決したわたしは、目をぎゅっとキツく閉じた。