【完】君は狂った王子様。Ⅱ



お兄ちゃん……わたしも、次会うときは、笑顔でお兄ちゃんを迎えられるようにするからね。

お兄ちゃんは、わたしの大切な家族。



少しの間、がっ君と抱き合ったまま、お互いの温もりを感じていた。

がっ君は、わたしの愛しい人。

大切で大事で、愛しい愛しいかけがえのない恋人。


お兄ちゃんにも、いつか素敵な人が、見つかりますように……。



「がっ君……」

「ん?どうしたの?」

「ありがとうっ……」



顔を上げて、にっこりと微笑んだ。

笑い返してくれたがっ君は、わたしの額に触れるだけのキスを落とす。



「俺はなにもしてないよ」

「えへへっ……、そうだ、家にも帰らなきゃいけないね……」