【完】君は狂った王子様。Ⅱ



手紙には、開封された後があった。

きっと、がっ君はもう読んだんだろう。



「勝手に見てごめんね」

「ううん……確認してくれたんだよね」



わたしがこの手紙を読んで、どう思うかどうか。

傷つかないと分かった上で、わたしに渡してくれたんだと思う。


恐る恐る封を開けて、手紙を取り出した。

折りたたまれたそれを開くと、綺麗に書かれた字が並んでいる。


深呼吸を一度して、わたしはその字に目を通した。




【桜子へ


まず謝らせてほしい。

本当にすまなかった。
俺は桜子に、取り返しの付かない事をしてしまった。

直接謝ることが出来ず、申し訳ない。】




お兄ちゃん……。

ぎっしりと文字が詰められた紙を見つめ、読み進めていく。