今日は期末テストの前日ということで、授業は4限で終了。
いつものようにがっ君と学校を出て、最近はもう日常となっている京極家への道を帰る。
「どうぞ、入って」
がっ君の部屋に来て、勧められるがままソファに座った。
がっ君は何やらデスクの引き戸から捜し物をしているようで、後ろ姿を見つめる。
「……あった。……桜、これ」
……手紙?
がっ君が捜していたのは、どうやら一枚の手紙らしい。
手渡されたそれを見つめて、首を傾げる。
けれど、封の後ろに書かれていた名前を見て、ハッとした。
『白咲要』……お兄ちゃん……。
「これ、何……?」
「桜宛に、先日来ていた手紙だよ。宛先はお兄さんから」

