【完】君は狂った王子様。Ⅱ




わたしは、ずっとがっ君の家にいて、大丈夫なのだろうか。

お母さんとお父さんには……もう知られてしまっているのだろうか。


想像するだけで、冷や汗が頰を伝った。



「大丈夫だよ桜」



包むようにそっと手を握られて、ハッとする。



「全部俺に任せてって言ったでしょ?桜がなんにも心配することはないように、片はついたから」



がっ君が一体どんな対応をしてくれたのか、わからない。

けれどその言葉ひとつで、何故だか全てが大丈夫な気がした。