「わたしのせいで……がっ君が酷いことするのは、いや……っ」
今まで生きてきて、わたしはこれといって嫌がらせをされたことも、特別嫌なことが起こったことはない。
それはきっと、普通では無くて、けれども、わたしにとっては普通で、
そんなふうに、何も知らずにわたしがここまで幸せに暮らしてこれたのは、きっとがっ君が守ってきてくれたからだ。
ずっとずっと、隣で守ってくれたから。
いろんな悪質なものから、わたしを遠ざけてくれた。
わたしはそんながっ君の優しさも苦労も知らずに育ってきて、何食わぬ顔でとなりにいたんだ。
自分が……情けないよ。
わたしだって、なんにもできないけど、がっ君のこと守りたい。
わたしだって、なんでもしてあげたい。
これ以上、守ってもらうだけなんて、嫌だっ……。

