【完】君は狂った王子様。Ⅱ





「……え?」



途端、ぽかんと不思議そうな顔をするがっ君に、手を伸ばす。

両頬を手で覆って、視線をわたしから逸らせないように固定した。


がっ君、全然わかってないっ……。

わたしのこと、なんでも知ってくれてるのに……全然、わかってないよ……っ!



「なんでもひとりで決めないで……!二人で話し合って、決めたいの!」

「桜……」

「だって……わたしのせいで誰かの人生が変わっちゃうなんて……知らないところで自分が関わってるだなんて、辛いっ……。
それに、がっ君ひとりが悪者になるのも、いやなの……っ」



大きく見開かれた瞳。

そこに自分が映っていることを確認して、口を開いた。