額に汗を垂らしながら髪をかきあげる姿がかっこよくて、思わず手を伸ばしその身体に抱きついた。
ぶるっと、がっ君の身体が震えたのが伝わってくる。
「……ッ、桜……あんまり可愛いことするなっ……」
「ぎゅうってするの……だ、め……?」
「……あーッ、もう、頼むから、少し可愛いの抑えててッ……」
いつも余裕たっぷりのがっ君が、その二文字を脱いだ。
「桜、桜……、愛してるよ……!」
「わ、わたし、も……」
結局、どのくらい長い間、裸で愛し合っていたのかわからないほどの時が流れ、わたしはいつの間にか意識を手放していた。

