俺の愛を……全身で受け止めて。 ガチガチに固まっている桜の身体を撫でて、耳にふぅっと息を吹きかけた。 「ひゃっ……」 「身体の力抜いて。……何も考えなくていいから、俺のことだけ感じて」 「う、うんっ……」 「いっぱい、気持ちよくなってね……?」 俺の言葉に、桜は顔を真っ赤にしながらこくりと頷いた。 【side 牙玖】-END-