「んっ、ふぁっ……」
「桜……」
「がっ、君……」
「……ベッド、行こうか?」
ソファーと桜の背中の間に手を入れて、小さな身体をゆっくりと抱える。
ほんと軽いな……最近、多めに食べさせているつもりなのに、もう少し食事量を増やしたほうがいいだろうか。
でも、ガリガリってわけじゃないし、むしろ桜の身体は全身が芸術品のように美しい。
……パーツパーツが小さいから、こんなにも軽いのかな……。
寝室に行って、ゆっくりとベッドに桜の身体を寝かせた。
覆いかぶさるように、俺もベッドへ身体を乗せる。
……ダメだ。
この光景だけで、理性が壊れそうだ……。
俺に押し倒される状態の桜は、顔を赤く染めて、潤んだ瞳で懸命にこちらを見つめてくる。

