言葉通り、がっ君はずっと髪に顔を埋めたまま、離れる気配を見せない。

くすぐったくて身を捩った時、首筋にちゅっと唇を落とされた。

突然のキスに、ビクッとあからさまに反応する身体。



「ひゃぁっ……」

「ふふっ、かわいい声……ほんとにたまんない……」

「ま、待ってがっ君……えっと、あ、あの……」



こ、ここで……そういうこと、するの……?

エッチなことをする覚悟は出来たけど、そういうのって、ソファでするものなの、かな?

わかんなくて、恥ずかしさも相まり尋常ではない顔の熱。

がっ君の顔も見れなくて、もうどうしていいのかわからない。

すっと伸びてきた手が、わたしの頰に重なって、上を向かされる。

強引に合わせられた視線には、熱いものが込められていた。