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「がっ君……お待たせ……」
「ちゃんと温まった?」
「う、うんっ……!」
「そっか。……髪拭いてあげるから、おいで」
ホテルについて、ディナーをとって、先にお風呂へ入らせてもらったわたし。
バスローブを羽織って浴室から出て、ソファに座るがっ君の隣に座った。
「隣じゃなくて……こっち、おいで」
抵抗する間もなくひょいっと持ち上げられて、がっ君はわたしを自分の膝の上へと乗せた。
がっ君はこの体勢が好きみたいで、よく乗せられるけど……何度されても、慣れるはずもなく恥ずかしい。
「が、がっ君っ……」
「ほら、髪の毛拭くから、じっとしてて?」

