【完】君は狂った王子様。Ⅱ





「ね、見て!あの水色の所!星みたいになってるっ!」

「うん。そうだね」



指を指してがっ君の方を見ると、相槌は打ってくれたものの、イルミネーションではなくわたしの方を見ているがっ君。



「がっ君、何処見てるの?」

「ふふっ、桜見てるの、ばれちゃった?」

「わ、わたしっ……?わたしより、イルミネーション見た方が楽しいよ?」

「俺は……桜を見てた方が楽しい」

「〜っ」

「ほら、すぐに赤くなって……可愛い」



ちゅっ、と、小さな音を立てて、不意打ちのキスをされた。



「こんな光の塊たちより、桜の方が何倍も……比べ物にならないくらい綺麗」



吸い込まれそうな紅の瞳に見つめられて、顔が沸騰しちゃいそうなくらい熱くなる。