広場の真ん中にベンチがあって、がっ君に言われるがまま腰を下ろした。
夜景が一望できる絶好の場所なのに、辺りにはわたしたちしかいない。
綺麗な場所って、ここのことかな?
確かに、綺麗なところだなぁ……。
明かりに染まる夜景を見ながら、そう思った。
「綺麗だね、がっ君」
「ふふっ、これからだよ」
……え?
「見てて」
意味深な発言をして、がっ君はわたしの手を握った。
途端、暗かった辺りが、眩い煌めきを灯す。
「……わっ……!」
なに、これ……
イルミネーション……?
辺り一面、カラフルな色を放ちながら、輝きを主張する灯。

