水族館に来るのは初めてということもありはしゃぐわたしに、がっ君は文句も言わず付き合ってくれた。
「見てがっ君!!!水槽のトンネル!!」
360度、何処を見渡しても魚たちが泳いでいるトンネルに入る。
わたしは感動してテンションが上がり、がっ君の腕に抱きついた。
「ほんとだ。海中トンネルみたいだね」
「うん!綺麗っ!」
ぎゅうっとしがみつくわたしの手を、握り返してくれるがっ君。
「桜、もっと綺麗なもの、見に行こうか?」
「……?」
「おいで」
わたしの手を引いて、がっ君は歩き始めた。
「……ここに座って」
がっ君が連れて来てくれたのは、夜景の見える大広場。

