……?
気になって見ていると、わたしの視線を察したのか、がっ君に頭をなでられる。
「プリン、テイクアウトしたから、好きな時に食べてね」
「えっ……いいの?」
「桜、すごい美味しそうに食べてたから」
そ、そんな……恥ずかしい……っ。
食い意地を張っていると思われなかっただろうか、ぅ……でも、テイクアウトしてくれたのは嬉しい……。
「ありがとう!」
「どういたしまして。桜、この後どこか行きたい場所はある?」
「うーん……行きたい場所……」
「なかったら、用意している所があるから行こうか?」
用意してる、所?
不思議に思いながらも、わたしはコクリと頷いた。
車に揺らされながら分針が半周するほどの時が経ち、着いた先は、水族館だった。
わたしが以前から、イルカショーが観てみたいと子供みたいなことを言っていたのをがっ君は覚えていてくれたらしく、連れて来てくれたのだ。

