「俺が浮気したら、殺していいよ?そのくらいありえないことだから……」



こ、殺すなんてっ、物騒……!
でも、今は疑ってなんていない。

毎日毎日、これでもかってくらい……がっ君が愛をくれるから。

愛されてるんだって、感じさせて、くれるから……。



「わたしも……もう絶対、他の人とキスしないっ……」

「うん、そうして。じゃないと俺、相手殺したくなっちゃうからさ……俺を犯罪者にしないでね」



真剣なトーンでそんなことを言うから、本気か冗談かの見極めがつかない。

笑って流して良いのかもわからず、苦笑いを返した。



「それじゃあ、残りの86回は俺からするよ」



ぺろっと、舌なめずりをしたがっ君。

その姿がとても色っぽくて、見惚れてしまう。